
こんな疑問にお応えいたします!
ここ数年、自動化やAIの導入によって仕事の中身が急激に変わってきていますよね。
そんな中で「システムエンジニアという職業」は生き残ることができるのでしょうか。
結論は
システムエンジニアとしての能力次第
です。
当たり前だろって感じですね笑
ただ、システムエンジニアの場合は生き残れる分野とそうでない分野がはっきりしていますので、
ぜひ読み進めてみて下さい。
以下の順で進めていきます。
目次
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システムエンジニアの将来は基本的に明るい
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特に需要が増していくシステムエンジニア
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供給過剰になるシステムエンジニア
詳しく解説していきますね。
システムエンジニアの将来は基本的に明るい
システムエンジニアは現状、超売り手市場です。
なぜなら、IT人材が不足しているからです。
経済産業省が昨年発表したデータによると、今後IT人材の不足が慢性化するとの予測が出ています。
経済産業省のデータによれば10年後には
最小:16万人
最大:80万人
のIT人材が不足すると予測しています。
背景には、システム開発等の人材ニーズが拡大する一方で、
労働者人口が減少していくことがあげられます。
このような状況から、企業は人材を確保すべく未経験者でも積極的に採用しています。
そのため、超売り手市場となっているのです。
やる気さえあれば簡単にシステムエンジニアに就職、転職することができます。
以下の記事で詳しく解説しています。(文系からの転向を例に解説しています)
続きを見る
システムエンジニアは文系でも活躍できる!【現役エンジニアが解説】
特に需要が増していくシステムエンジニア
経済産業省のデータではIT人材を
先端IT人材
従来型IT人材
の2つに分けています。
そのうち「先端IT人材」の需要が今後大きく拡大することが見込まれています。
先端IT人材とはなにか
AI やビッグデータ、IoT 等、第4次産業革命に対応した新しいビジネスの担い手として、付加価値の創出や革新的な効率化等により生産性向上等に寄与できる IT 人材
「IT 人材需給に関する調査(平成31年3月、経済産業省委託事業)」より引用
大まかに言うと
AI
ビッグデータ
IoT
などのビジネスに従事するIT人材のことです。
これからエンジニアを目指す人は、これらの分野を狙ってPythonなどの言語を学ぶのも良いかも知れません。
将来性がないシステムエンジニアとは
先端IT人材の需要が伸び、供給が追いつかなくなる一方で
逆に供給過多で人材過剰になると言われている人材がいます。
それが従来型IT人材です。
従来型IT人材は将来性がない
簡単に言うと「従来からのIT技術の設計から保守までを担う人材」です。
具体的に言うなら、一般的Webサービスやアプリ開発などが該当します。
ただ、これらの技術が全て新しい技術に置き換わり、人材供給過多になるかと言えばそうとは限りません。
この中でも生き残っていく技術はあります。
それらを見極めながら立ち回っていく必要があるということですね。
ただ、人材余剰はシステムエンジニアだけに限ったことでは有りません。
すべての業界で大変革が起こります。
激動の中で勝ち残るには、準備をする必要があるのです。
下流工程システムエンジニアは将来性がない
下流工程システムエンジニアとは下請け業者のイメージに近いですね。
下流工程とは
どの業界でも同じことが言えますが、会社同士の関係は
上流から下流に向け広がるピラミッドのような構造になっています。
つまり、トップの会社がオーダーしたものを、2次受け、3次受けが処理していく、というイメージです。
システムエンジニアにも下流工程を担当する人はいるんです。
下流工程では指示待ち人間になりやすい
下請け会社は、システムエンジニアをピラミッドのトップの会社に送り込みます。
これを「常駐」と呼びます。
常駐では常にお客さんと一緒にいるので対面でのコミュニケーションが取りやすく、
仕事の進みが俄然早くなります。
(たまに雑用が増えて、逆に遅くなりますが・・・)
しかし一方で、致命的な欠点があります。
トップ企業の言う通り作業しなければならない
ということです。
当然ですよね。
お願いされて開発しているんですから、細かいことまで指示されます。
ここをこうすればもっと良くなるんだけど・・・
という発想を仕事に活かす場面がないのです。
そうすると指示がないと動けない人間になってしまいます。
僕自身も入社した当時は客先常駐を経験しましたが、
このような環境だったのでそれ以降は拒否してます。笑
言うまでもなく、自分で考えて動けるクリエイティブな人材を目指しましょう。
上流開発を経験していると生き残りやすい
ここまで言及してきた下請けエンジニアではなく、
上流で場数を踏んでいるシステムエンジニアはAIに淘汰されることは有りません。
なぜなら、いくらAIが発達すると言っても
「どんなシステムを作るか」を考えるのは人間だからです。
これを経験するには上流がベストです。
まとめ
今回は、システムエンジニアの将来性についてまとめました。
今後伸びていく業界に狙いを定め、勉強し経験を積んでいくことが必要です。
今回は以上です。