こんにちは、プロサラリーマン7年目のSyunと申します!笑 本記事ではサラリーマンが生涯稼げる年収の累計である「生涯年収」や「生涯手取り」について徹底調査しました。
サラリーマンの生涯年収ランキング
まずは日本のサラリーマンの生涯年収のランキングについて調査してみました。(データは2021年10月の東洋経済のものを引用)
上位10社ランキング
- M&Aキャピタルパートナーズ:9億7824万
- キーエンス:7億1326万
- ヒューリック:6億3072万
- 伊藤忠商事:6億1325万
- 三菱商事:6億173万
- 日本商業開発:5億6841万
- ストライク:5億3841万
- 三井物産:5億3785万
- 日本M&Aセンターホールディングス:5億368万
- 住友商事:4億8626万
まずは上位10社から。名だたる大企業が並んでますね。平均年収で言えばどこもかなり高く1000万円中盤以上です。特に商社系とM&A仲介業、不動産業が占めてます。メーカーのランクインはキーエンスのみ。
このデータ面白いので毎年確認してます。生涯年収が年々減少傾向にある気がしますが…僕の気のせいでしょうか?笑
ここで生涯年収の計算方法を確認してみましょう。
生涯年収の計算方法
勤続年数:22歳〜60歳(38年間勤務)
転職:無し
計算方法:各社の平均年収(単体)を業種ごとの賃金カーブに当てはめて計算
退職金:含まない
あくまで業種ごとの賃金カーブに当てはめて算出した値なのでそこまで正確ではないでしょう。しかし大まかな目安になることは確かです。
90〜100位ランキング
- 石油資源開発:3億3990万
- 長谷工コーポレーション:3億3994万
- プラネット:3億3826万
- 因幡電機産業:3億3704万
- 千代田加工建設:3億3664万
- ノーリツ鋼機:3億3594万
- アドバンテスト:3億3490万
- 奥村組:3億3433万
- AI inside:3億3407万
- 東宝:3億3392万
90〜100位までのランキングがこちら。まだまだ有名企業が名を連ねていますね。驚くべきポイントは生涯年収額。上位10社の平均が6億くらいなのに対し、100位付近では3億円台と約半分になってます…
上位10社と100位付近10社では平均年収で倍くらい違うので納得です。しかし、改めて生涯年収として換算してみると、かなり大きな違いとして突きつけられますね…
サラリーマンの生涯年収の平均値
続いて、平均値を調査してみます。(ユースフル労働統計2019参照)
前提条件
・大学もしくは大学院卒
・フルタイム正社員
・60歳まで勤務
本統計情報によれば、男性2.7億円、女性で2.2億円となっています。
サラリーマンの生涯年収の手取りを計算
生涯年収の平均値を参考に手取りを計算してみます。
一般的に、差し引かれる税金としては社会保険料、所得税や住民税で年収の約25%程度とされています。
生涯手取り=生涯年収平均値ー税金 で計算すると、
男性で2億円、女性で1.65億円となります。
男性の場合、税金として7000万円も引かれることになります…改めて計算してみるとその金額の大きさにびっくりです。
サラリーマンが生涯で自由に使えるお金を算出
生涯に得られるお金がわかったところで、生涯に自由に使えるお金を算出してみましょう。計算式としては以下のようになると思います。
自由に使えるお金=生涯手取りー生涯支出
ということでまずは生涯支出について調査してみましょう。
生涯支出(平均)
前提として、シングルインカムの夫婦で子供が1人と考えましょう。年金などが入ってくると計算がややこしくなるので60歳までで区切って考えてみます。
総務省の家計調査によれば、2020年度の二人以上世帯での平均支出額は年間で約336万円でした。その他の出費として持ち家にかかるお金として金利含め3500万円とします。
生涯支出(平均)
生涯生活費:1億2100万円
住居購入費用:3500万円
子供の教育費(大学まで):1000万円
自動車購入・維持(生涯):1500万円
その他(結婚式など):700万円
これらを合計すると1億8800万円となります。
夫婦+子供1人(シングルインカム)の場合
自由に使えるお金=生涯手取りー生涯支出
条件ごとにこれまで計算した数値を当てはめてみましょう。
自由に使えるお金=2億円ー1億8800万円=1200万円
これは!!かなり衝撃的な数値ですね…でも同時にリアルでもあります…60歳まで働き続け、36年間で自由に使えるお金が1200万円…何という悲惨さ。。。日本やばいよ…
ちなみに36年間で1200万円を使い切るとすると、年間33万円ですから巷で流行っている「旦那さんへのお小遣いは月3万円」は結構妥当なのかも…
夫婦+子供1人(ダブルインカム)
次は夫婦二人でバリバリ働いている場合の計算です(夫婦二人とも60歳まで勤務、平均給与くらいのレベルだった場合)。
自由に使えるお金=2億円+1.65億円ー1億8800万円=1億7700万円
これだけあれば子供がもうひとり増えても大丈夫そうです。毎年旅行にも行けそうですし、老後の資金もある程度準備できそうですね。
夫婦+子供1人(シングルインカム+パート)
次は男性が正社員、女性がパートだった場合について試算してみましょう。パートの月手取り8万円とすると、年間96万円。仮に30年間働くと3000万円になります。
自由に使えるお金=2億円+3000万円ー1億8800万円=4200万円
4200万円+退職金があれば、老後資金は最低限確保できそうです。
サラリーマンの生涯年収(筆者の例)
さて、続いては自分の生涯年収をかなりリアルに計算してみたいと思います。需要はないと思いますが、海外駐在というボーナスタイムのインパクトがどれだけ大きいのかを計算してみたいと思います。
前提条件
・一部上場企業勤務
・同じ会社に務め続ける
・当社平均ペースで部長まで昇格
・その後は昇格なし
あんまり夢のない前提と思われるかもしれません。しかしうちの会社で部長に昇格できる確率は20%くらいなので、ちょっと頑張って仕事した場合の試算ですね笑
勤続年数は1〜36年目まで(60歳まで働く前提)で算出しています。年収のブレは海外勤務昇格等によるものです(細かい説明は割愛します)。
棒グラフが累積年収額を示しています。60歳時には約4億円に達することになります。こうしてみると極めて安定したペースで累積年収が増加することがわかります。
驚きポイントは一般企業勤めの僕の生涯年収が4億円に達することですね。東洋経済の生涯年収ランキングに照らしてみれば30位くらいに入れます。双日や武田薬品の当たりに食い込めます。
サラリーマンの生涯年収+株式投資+副業アリ(筆者の例)
前項では自分の生涯年収を計算してみました。さらに実態に則し、株式投資や副業をしてみたらどうなのか?ということで早速計算してみました。
追加の前提条件
・元手2000万円で株投資(年利10%)
・副業年間3万円(年間成長率10%)
上記のように設定しました。
-
アッパーマス層の年代別割合は?30代独身で達成の僕が生活ぶりも解説
続きを見る
上記記事でもご紹介した通り、僕は現在2000万円を元手に株式投資をしているので近からずも遠からずかと。ただし、年利回り10%は相当攻めてますけどね笑
副業もこれから始めるとして最小レベルの稼ぎとしてみました。
棒グラフが累積年収、線が株+副業です。年利10%の破壊力は相当デカく、自分がもうひとりいるレベルの金額となりました笑
まぁコレはあくまで試算ですので・・・笑
まとめ
さて、今回はサラリーマンの生涯年収と自由に使えるお金を計算してみました。その結果気づいたことは
生きるために働くという謎のループから抜け出したい!!
現場からは以上です。笑