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客先常駐は楽しい?それとも地獄?【現役エンジニアが語る】

悩む人
「客先常駐って楽しいの?それとも地獄なの?」

こんな疑問に現役エンジニアがお答えします!

 

一般的には客先常駐は地獄というイメージがありますよね。でも楽しいこともたくさんあるんですよ!というのが伝えたくてこの記事を書きました。

 

ぜひ読んでみて下さい。

 

以下の順で進めていきます。

チェックリスト

  • 客先常駐とは

  • 客先常駐が楽しいパターン

  • 客先常駐が地獄のパターン

 

 

客先常駐とは

基本的にはお客様の企業(現場)に出入りして、毎日働いている人を指します。IT業界でない人には馴染みのない言葉かもしれませんが、簡単に言うと「客先に派遣されて仕事をする」ことだと思って頂ければ良いかなと思います。

つまり、自分が正社員であろうが派遣社員であろうが「客先に派遣されている状態」ならそれは客先常駐と言えます。

僕自身エンジニアとしていろいろな経験を積んできているので分かりますが、客先常駐すると楽しいパターンと地獄パターン、この2つがあります。主にお客様の会社の風土や人間性に大きく依存することが多いです。それでは詳しく解説していきますね。

 

 

客先常駐が楽しいパターン

常駐していて楽しいことについて解説していきます。

 

 

仕事の幅が広がる

客先常駐が決まる時は上司に「この会社でこのプロジェクトをやってきて」と突然頼まれます。企画書に目を通すと「こんな仕事やったことない・・・」という内容が含まれていることがあります。大丈夫かな・・・とかなり不安になりますが、よくよく考えてみると自分の技量に関しては上司もよく知っています。なのに派遣されるということは・・・そうです、勉強してこいってことです笑

 

最初はかなり戸惑って先輩に相談したりもしました。しかし皆さん口を揃えて言うのが「やってみればなんとかなる」ですね笑

 

今振り返ってみると確かに、ひとつの自社プロジェクトに数年間携わっている人と比べると僕のスキルはかなり幅広く、応用が効くレベルまで成長しています。ある意味スパルタな上司の方針あってのことだな、と感謝しています。

 

 

意外とプレッシャーがない

「自分がやったことないプロジェクトを客先でやらされるのってしんどいんじゃないの?納期もあることだし」という質問が来そうですね。しかし実はそんな事はありません。

 

なぜなら、僕らはあくまで委託されているだけであり、万が一納期が遅れたとしても常駐先のプロジェクトリーダーがエンドユーザーに謝ることになるからです。なんとも意識低い系社員のように聞こえますが、実はこの環境が仕事のパフォーマンスに効いてくるのです。

 

自社で開発していると1週間スパンで上司から「進捗どうだ」と質問されます。これが割とプレッシャーで、毎週報告資料を作る羽目になったりして逆に仕事効率が下がってしまうのです。

 

 

人脈が増える

客先常駐していると普段出会うことのない業種の人達と一緒に仕事をすることができます。自社にはいないような別業界の大御所や、派手もしくはゆるい服装の個性的な方々までそれはもう多種多様です。

また、喫煙所や食堂などで全く別の部署の人達と知り合って個人的な付き合いに発展するパターンもいくらでも有りました。その中には転職に有力なコネを持っている人もいて、とても刺激的です。

このような出会いは社内では難しいのでとても感謝しています。

 

 

感謝されることが多い

常駐先のお客様から大いに感謝されることが多いです。雇っている側からすれば「自社ではできないことを委託している」状況なので、仕事がうまく行けばかなり感謝されます。

 

感謝されると自己肯定感が向上し、「もっと頑張ろう!」と思えるのでいい事ずくめです。

 

 

仕事に集中できる

意外と思われるかもしれませんが、これは事実です。皆さんも経験あると思いますが、仕事に集中できないときっていくつかパターンがあると思います。

 

誰でもできるような雑用が回ってくる

部署への電話対応で集中が途切れる

無駄な会議に出席させられる

でなくても良い飲み会のために早上がり

 

これが一切ないのです!最高ですよね。特に僕の場合、雑用や電話なんかは会社に出勤して席に座っていると一日に数回は遭遇します。そのたびに集中が途切れるわけですからなかなかしんどいです。客先常駐ではもちろん雑用も電話もないのでとても楽です。

 

 

ただし、常駐先は自分で選べない

ここが悩みどころです。僕はペーペーなので上司にいけと言われたら事実上の拒否権は有りません。つまり常駐先は選べないということですね。上司も、常駐にふさわしいスキルを持っている部下を選ぶわけですからね。

 

常駐先の評判は社内でも回ってくるので、選べたらどれだけ良いことかと思ってしまうことは正直ありますね。

 

 

客先常駐が地獄のパターン

今度は逆に地獄のパターンを解説します。一般的なイメージでは「客先常駐は地獄」と言われていることが多いですし、ネットで検索してもこちら側の記事のほうが多い気がします。(僕はそんなことはないと思いますが)

 

 

ただただこき使われる

一番きついのはこれですね。依頼先の企業からすると常駐している下請け会社の僕らは自社の社員じゃないですよね。それが故にただただこき使われるパターンがあります。短納期でかなりしっかりした物を作らせようとしたりなんて言うことはザラです。

 

 

常駐先の社員がタメ口で偉そう

こちらもよくあります。常駐先の同じくペーペー社員と思われる方がすごく失礼な口の利き方をしてくるパターンですね。

 

「これ、やっといて。これどうなってる?」自社の上司や先輩社員ならまだしも、常駐先のしかも出会って初日の人にタメ口を使われたらやる気も萎えてしまいます。

 

常駐社員への態度が悪い会社は納期設定が無謀だったり、プロジェクト自体の完成度自体が低い場合が多いためその先も苦労することが予想できてしまいますね。

 

 

作業仕事を任されることがある

エクセルでの単純作業や、ひどい場合は数値入力だけの場合もあります。要はただの雑用です。

この現象は、常駐社員の給料は雇う側社員の給料より安い場合が多いために起きていると考えられます。要は、誰かにやらせなければならない仕事だけど自社の社員は固定費が高いから外注している、という発想ですね。

 

この発想自体はごく合理的なのですが、度が過ぎるとやる気が萎えてしまいますね。僕としても自分のスキルが伸ばせる仕事をしたいわけですからね。

 

 

自社からの疎外感を感じる

客先常駐をしていると自社に出社する頻度が極端に落ちます。そうなると同僚とも会いませんし、労働管理もリモートでの申請だけになります。この状態が数ヶ月続くと疎外感を感じ始めてきます。

 

知らないうちに会社の制度が変わっていたり、新入社員が入社したり組織が変わったりしているわけです。これを知らずに外部で仕事をしているわけですから、疎外感を感じますよね。地獄とまでは行きませんが、じわじわくる感じです。

 

客先常駐ばかりしている社員は辞めている人が多いと聞きます。その理由はこれらの疎外感からくる会社への愛着のなさが原因かもしれませんね。

 

 

まとめ

今回は客先常駐について解説しました。

成長できる環境に出会うこともたくさんありますので、機会があれば是非チャレンジしてみて下さい!

 

 

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