あなたは今いる会社がブラック企業なのでは?と疑ったことは有りませんか?
そんなあなたのために、
ひと目で分かるブラック企業の特徴
をまとめました。
以下の順番で進めていきます。
目次
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残業時間が異常に長い
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サービス残業が多い
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休日出勤が多い
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過労死などのスキャンダルをもみ消す
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離職率が高い、大量に採用する
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ハラスメントが多発
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ノルマのレベルが高すぎる
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辞めさせてくれない
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圧倒的精神論や圧倒的トップダウン
ブラック企業の特徴No.1 残業時間が異常に長い
なんと言ってもこれですよね。こなしてもこなしても仕事が降ってきて全く終りが見えない。こんな働き方をしている人、僕の周りでも意外と多いです。
週15時間、月45時間以上の残業は違法
日本の労働法では、1日8時間、週40時間を超えて社員を働かせてはならないと定められています。しかし、会社と社員の間に36協定が締結されている場合は週15時間、月45時間までの労働が認められます。つまり、どんな企業であれ、週15時間、月45時間を超えた労働は違法となるのです。具体的に計算してみましょう。
週15時間、月45時間の労働のレベル感
週休2日制の場合、だいたい下記のようになりますね。
週15時間ライン(1日の残業3時間)
9:00〜12:00 勤務
12:00〜13:00 昼休憩
13:00〜18:00 勤務
18:00〜21:00 残業
月45時間ライン(1日の残業2.5時間)
9:00〜12:00 勤務
12:00〜13:00 昼休憩
13:00〜18:00 勤務
18:00〜20:30 残業
このペースを毎日繰り返しているのであれば、それは違法ギリギリのレベルです。毎日22時に帰宅が普通という人たまに見かけますがギリギリのラインだったんですね。これを超えてきたらブラック企業では?と疑ってかかりましょう。
月80時間は過労死ライン(黄色信号)
厚生労働省の取り決めで月80時間の労働は過労死ライン、とされています。このラインを超えてくると心身の不調を訴える者が多発してくるということです。
週休2日制の場合、だいたい下記のようになります。
過労死ライン
9:00〜12:00 勤務
12:00〜13:00 昼休憩
13:00〜18:00 勤務
18:00〜22:00 残業
1日あたり4時間、毎日このペースだと過労死ラインに乗っかっている可能性が大です。
月100時間残業は最終ライン(赤信号)
こちらも過労死基準の1つです。もしあなたが月100時間の労働をしていた場合、その企業はその時点でブラック企業認定できます。仮に心身の不調が起こる前の1ヶ月間、100時間労働をしていた場合は労災として認められる可能性が非常に高いです。
ブラック企業の特徴No.2 サービス残業が多い
こちらもブラック企業の代名詞的なものですね。上司や先輩に「〇〇時間を超えたら来月分の残業時間に回して、もしくは休憩時間にしといて」と言われたことは有りませんか?もしくは暗黙の了解になっていませんか?もしなっているとしたら、かなり危険な状態です。
結局、次の月も加算されることなく何事もなかったかのように忘れ去られる場合がほとんどです。場合によっては、残業代は固定給として給料に含まれているパターンもあるので注意です。
ブラック企業の特徴No.3 休日出勤が多い
ブラック企業は、社員に少しでも多くの仕事をさせようとします。故に休日出勤も増えます。
もちろん、休日出勤自体はまったくもって違法では有りません。仕事の性質上、納品だから、顧客の都合に合わせて、と言う場合も多々あることでしょう。問題は会社側が労働者に対して払うべき賃金を払っていない場合です。
会社は労働者に残業、休日出勤、深夜勤務をさせた時には追加で賃金を払う義務があります。
さらに、労働基準法では、会社は労働者に週1日以上の休日を与えなければならないと定められています。土日も連続で出勤させられているのであれば、ブラック企業である可能性が非常に高いです。
ブラック企業の特徴No.4 過労死などのスキャンダルをもみ消す
恐ろしい企業が世の中にはあります。過労死や自殺などのスキャンダルの火種を会社がもみ消す場合があるのです。万が一、同僚がそのような目に遭っているのに会社側の対応が不十分だと感じた場合は即ブラック企業認定して転職したほうが身のためです。
ブラック企業の特徴No.5 離職率が高い、大量に採用する
これも典型的なブラック企業の特徴です。人事の言い分としては「今年は景気が良いから!」や「2つ上の世代は採用人数が少なかったから!」などと言ってますよね。しかし会社四季報や人事情報をよく見てみて下さい。どれだけ辞めている人がいるでしょうか?新卒を大量に採用しているはずなのに、半年も経てば半数が辞めている、なんてことありませんか?
入社3年で同期の半分が辞めている。こんな企業も危ないですね。あなたの企業、大丈夫ですか?
ブラック企業の特徴No.6 ハラスメントが多発
セクハラやパワハラが横行する環境もれっきとしたブラック企業です。経営者がブラックだと、近しい役員たちの法律に対する考え方も甘くなり、それが下部組織へと伝染していくのです。
パワハラに値する行為
仲間はずれ
殴る、蹴るなどの暴行
過大な業務の押し付け
過小すぎる業務の押し付け
精神的な攻撃
これらが有った場合、ブラック企業である可能性が非常に高いです。自分の身を守ることを考えて下さい。
ブラック企業の特徴No.7 ノルマのレベルが高すぎる
分かりやすいのは営業ですね。ノルマが絶対達成できないくらいの高レベルに設定されます。例えば営業では、達成できる見込みのない、途方も無い数字を提示されます。中には、自分が知らないうちに数字を盛られていたりもします。
その上、達成できないと期末面談で「なんで達成してないんだ!」と怒られたりする場合もあります。
ブラック企業の特徴No.8 辞めさせてくれない
これもありがちなパターンです。上司に辞職の旨を伝えても断られます。
「今は業務が忙しいから、手が空いたときにして」とうやむやにされるパターン
「この業界で二度と働けなくしてやるからな!」と脅されるパターン
「業務軽くするから、もう少し頑張ってみないか」口だけで改善がされないパターン
結局は洗脳ですね。恐怖での洗脳もしくは極端なアメとムチによる洗脳です。このパターンに嵌ってしまうと、ズルズルひきずり、健康を害するまでやめられない可能性が高いです。
ブラック企業の特徴No.9 圧倒的精神論や圧倒的トップダウン
ブラック企業は結果を精神論で語る場面が多いです。「気合だ!」「会社への恩返しだ!」こんな言葉で精神に働きかけてきます。そのうち社員は洗脳され、「これを受け入れられないなんて、なんて自分は未熟なんだ」という結論に至ります。結果、余計に辞められなくなるパターンもあります。
まとめ
今回はブラック企業の特徴についてまとめました。自分の会社がブラック企業である可能性がある人は、一度客観的に自分の仕事環境に関して考えてみて下さい。自分の健康は大切にしてくださいね。
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